アメリカ人は、「転石、苔を生ぜず」ということわざを誤解している人が多い。
青木涼一です。
アメリカ人は、「転石、苔を生ぜず」ということわざを誤解している人が多い。
どういう風にアメリカ人がこれを考えるのかというと、まるで逆にとっている。
つまり、優秀な人間なら引く手数多。
石のあたたまるひまもなく動き回る。
あるいは、じっとしていたくても、そうはさせてくれない。
スカウトされてAの会社へ行ったかと思うと、また、すぐ別のB企業へ引き抜かれる。
こういう人はいつもピカピカ輝いている。
苔のようなものが付着するひまもない。
アカやさびのようなものはこすり落とされてしまう。
アメリカ人の多くが、それを転がる石はコケをつけないの意味だと思っているらしい。
同じ英語国同士でありながらこういう誤解のあることは大変面白いですね。